飛鳥アートヴィレッジ 特別出品作家
楠本 衣里佳
KUSUMOTO Erika
profile
1988 大阪府生まれ
2013 京都精華大学大学院 芸術研究科日本画コース博士前期課程 修了
〈 主な展覧会歴 〉
2012 | アーティスト・イン・レジデンス「Petites Cités de Caractére Cités d’Art de Bretagne」( ブルターニュ/フランス) |
2013 | 「瀬戸内国際芸術祭 2013」 高見島(香川) |
2014 | 個展「夜があつまれば」芝田町画廊(大阪) 「木津川アート2014」木津川市・徳念寺蔵(京都) |
2015 | 「日本画の楽しみ-新しい表現への挑戦-」香美市立美術館(高知) 個展「いつもの道から」ギャラリー恵風(京都) |
2016 | 「信濃の国原始感覚美術祭」千年の森自然学校・北ヤマト園(長野) 「Kaksi näkökulmaa/眼差しから」Galleria K(フィンランド) |
めぐりつもるもの
和紙、岩絵具、水干絵具、墨、パステル
明日香の地に立つと昔から今に至るまで人や様々な生き物が営みを続けてきたのだと感じる。雪が降り積もるように見えないたくさんの命が、時間が土地に降り積もっている。昨年明日香で取材を重ねているときに、美しい空を、ひらけた景色を見ていたらそんな全てのものを見守ってきたこの地に神様がいると思った。
今年の夏、息子を出産した。お腹の中に暖かな命を感じながら、無事に生まれてくる日を祈り続けることしか出来ない日々だった。
神様とお腹の中の命を混ぜ込んだ作品を作りたいと思った。